杜鵑草/4-9
「それで・・・子、どもさんは・・・」
「ええ、確か当時はまだみっつ、よっつ。
長男が亡くなって、大事な家督を継がせなきゃなりませんからね。
当然あっちが引き取っちまったんです」
巴が思わず口元に手をやるのを、女将は当然のように頷き見つめた。
「夫(せ)の君に死なれ、愛しい息子と引き離され。
そうして実家に帰った時には、 もうあの娘(こ)から笑顔は消えちまいました・・・」
■次へ
■剣心・巴その8へ戻る
Worksへ