梅にも春/10
・・・知っているから、彼は巴を守ろうと誓った。
だが彼は文においても、武においても、自分が平均以下であることを自覚していた。
それ故に自分に焦りがあることも、解ってはいた。
けれど。
何よりも最優先なのは彼女を守ることだった。
彼女が何を最優先としているのかは、視えなかった。
ただ、不器用な、優しい少女が、大切だっただけなのだ。
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