梅にも春/7
幼なじみの、大人びた外見の女の子は、 内面は相変わらず不器用な子供だった。
それを自分は手に取るように理解できる。
彼の微笑には安堵と自信が、同時に覗いていた。
「巴ちゃん」
「はい?」
「一緒に帰ろうか」
「・・・何処かへ行かれるんじゃないんですか?」
「手習いの予定だったんだけどね、先生が急用で、暇が出来たんだ」
「・・・・・・はい」
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