戀(こひ)/25

「そういやあ」
ぐるりと首を回して隣の剣心をやる気がなさそうに見る。

「おめえはよ、俺より随分長く生きてるんだからしたことあるよな」
「随分失礼な物言いでござるな。で、なにを?」
のんびりと剣心は茶を啜っている。

「恋だよ、恋」

「・・・・・・」


その時の剣心の表情は、女が最後に見せた複雑で曖昧な微笑みによく似ていた。

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