戀(こひ)/24

それきり、左之助は何もいえなかった。
瞬間抱き寄せて、そして離れた。

鼻腔の奥をくすぐった甘い香りが何かわからないまま―――





「恋でござるか」

「わかんねぇ・・・」

暖かな日溜まりの縁側で左之助はぼんやりしている。
まるで走馬燈のような出来事。
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