戀(こひ)/13

男は標的を見失って足元をぐらつかせる。
直ぐさま女に避けられたのだと悟った仲間がくれはを掴まえようとした。

さら・・・・・・

再び黒髪がなびいた。

二人の男たちは無様に互いを掴み合った。
着物の裾を乱すことなく、くれはが振り返る。
男達がもたもたと体制を整えた時。
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