戀(こひ)/12
だが思ったより早くふたりの再会は訪れた。
いつものように神谷道場ただ飯を戴いたあと、長屋へ戻る途中に左之助は 三人の柄の悪い連中に囲まれているくれはを見掛けた。
どうやらまたせっせと妹の行方を捜し回っていたのだろう。
筋肉質の男がいきなりぶん、と腕を挙げた。
(やべえ)
そう思って駆けつけようとした瞬間。
くれはの長い黒髪が舞った。
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