天の供物・霜月/4
「俺はまだ小さくて、うろ覚えなんだけれど。 確か親父はそんな風に言っていた」
「けれど」
「え?」
「雪は道を隠して人を迷わせ、寒さで人を凍えさせ、 山の殆どを眠らせて、飢えさせます」
動かない彼女の瞳に、剣心は巴がこの問答を面白がっているのだと、 そう感じた。
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