彼方/11
相手の怒りに触れるかも知れないとは思いつつ、訊かずにはいられなかった。
目の前にいるのは畏れと憎悪と蔑みでもって語られる、『人斬り』なのだ。
―――抜刀斎はやはり表情を変えなかった。
ただ、遠くを見るような瞳をして独り言のように。
語った。
「・・・彼女が遺した言葉の意味が、わからないから」
「なに・・・?」
「ずっと考え続けて・・・身体が動くに任せてる・・・・・・」
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