彼方/10

そんな恥ずかしいところを見られていたのか。
少年の顔がたちどころに赤く染まった。
それが却って少年の口を滑らかにした。
「で、でもあなたは・・・そんな同情で持ち場を離れるべきじゃあ、ないでしょう?人斬り抜刀斎がそんな、優しいわけはない・・・」
良くそれだけの勇気があったと、自分に感心しながら一気に喋った。
■次へ
■その他/1へ戻る

Worksへ