彼方/3

生きたい。
生きたい。
滑稽なほどの、生への執着。


ひゅっ


何かが頬を掠った。
ちりちりとした痛みが次第に恐怖感に結びつく。
限界だった。
ずるりと滑った地面に何の抵抗もなく崩れ落ちてゆく、その時。

凄い力で腕を掴まれた。
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