花隠れ・二章/10
彼女がこんな自分に向けてくれる優しさが切なくて堪らなかった。
そして寄り添うだけでこれ程癒されてゆく自身が驚きだった。
「いいのかな、こんなに甘やかされて・・・」
あまりの居心地の良さに何故だか気が引けてぽつりと呟く。
ずっと剣心の髪を梳いていた巴の手が瞬間動きを止めて、 すっと冷たくなったようだった。
「・・・?」
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