花隠れ・二章/6

「今、こうして疲れて動けない俺を・・・君は叱咤しないのか?」

まるで肩すかしを食わされたような、そんな剣心をみて おかしそうに、それでも愛おしそうに巴は微笑んだ。
「あなたはひとりで抱え込みすぎます」

そして少し首を傾げて剣心の唇に右の人差し指を落とす。
その表情(かお)は凪いだ海を思わせた。
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