花隠れ・二章/5
巴はゆっくりと膝を折って剣心と同じ目線の高さになった。
白くて細い指先を冷たくなった彼の頬に優しく沿わせる。
「・・・あなたの弱さも脆さもわかってます。 確かにあなたは幾度も間違った。 でも迷いながらそれでも前へと歩いてきたあなたが・・・私は好きですよ」
思いも掛けない言葉に信じられないといった表情をして 剣心は彼女を見つめた。
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