立葵/15

「何か用でござるかな?」
「知らねえよ!ったく」
そう言いながら左之助はそそくさと家の中へ入り込んで ちゃっかり昼餉をいただこうと薫を呼んだ。
「嬢ちゃんには俺から言っとくから早く行きねえ。
 じゃないと後がうるせえし」
「ああ、わかったでござる」
とりあえず手短な物を片づけて剣心は小国診療所に向かった。
背中の方で薫の左之助に対する怒鳴り声を聞きながら。
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