立葵/4

「ああ、あの娘―――お華ちゃんね。 そうですよ、確か母親の薬を受け取りに来てたわ」
相変わらず剣心は考え事をしているような目で少女の消えていった路地を 眺めている。

「・・・あの娘がどうかしたんですか?」
「あの、守り袋が・・・」

独り言のようなぼやけた物言いに恵は微かに引っ掛かるものを覚えた。
自分より頭半分ほど低い剣客の視線を捉えようと 恵はやや腰を屈めて長い髪をさらりと耳にかける。
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