春を待ちながら・三章/8

「ね、巴・・・俺は」
いつからか思い浮かぶ君の面影は。
昏(くら)い世界に、ただ佇んで。
呼んで振り向く君の双眸は。
無機質で、無感情で、何処かに怒りを含んでいるようで。
それは勿論俺の、俺自身への澱がそうさせていたのだけれど。

「俺は、間違ってた?」
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