春を待ちながら・三章/2

真っ白な雪の檻の中だった。
眼前に佇む君は、相変わらず綺麗で、そして淋しそうだった。

音も無く降り積む雪。
飽くことなき白い世界。
動くものは雪しかなくて。

「たくさんの人を斬った。生半可に、斬った。 一番大切にしたかった君の、全てを斬った・・・・・・」
「今度こそ、守れると思った。
 ―――また、守れなかった」
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