さんにんになる日/10
明るい声に誘われるように剣心が顔を出す。
「お帰りでござる」
やや物憂げな表情。
薫は微かなそれを見て取ってぐいっと剣心の腕を掴んだ。
「薫殿?」
「前から時々気になってたんだけど」
「は?」
薫は剣心を座らせてその手を自分のお腹の上に置いた。
「なにか感じる?」
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