寄す処/11

「女は恐い」
桂・・・いや、木戸は再会した時にそう言って笑った。
すでに剣心は遊撃剣士として、剣を振るっていたが 直接木戸を守る為に随行するのは初めてだった。
われ知らず力が入りすぎていたのだろう、木戸は「ほんとに女は恐いぞ」と 冗談めかして言いながら、緊張をほぐすように剣心の肩を叩く。
「だからな、俺は死ねん」
笑い声の隙間を縫うように、 耳元で囁かれた低いその声に、はっとして剣心は木戸を見遣った。
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