寄す処/12

「・・・巴さんが居る、今のお前なら解るだろう。 藩の為に奔走し、この国の為に這いずり回る。 何度も駄目かと思った時、必ず幾松の顔が浮かんでくる。 俺の行き着く先はみんなあいつだ。本当に、恐い恐い」
ははは、と笑い木戸は肩を揺する。
薩摩の西郷と協定を結び、長州を掌握する、その背中が。
以前よりも大きくて・・・広い。
その背を見つめながら、剣心はひとつの答を見つけたような気がした。
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