寄す処/7
かた。
幾松は茶托に湯呑みを置き。
す、と姿勢を正した。
長くたおやかな指を膝に揃えて。
深々と頭を下げる。
驚いた巴が慌てて、幾松の傾いだ身体を起こそうと腕を伸ばすと、 それを制するように幾松の凛、とした声が響く。
「・・・緋村さんには、木戸の為に死んでもらいます」
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