寄す処/2

木戸は無言で頷き、踵を返す。
脇のふたりもそれに倣うように身を翻した。

きいぃん

刀身が、啼く。



「寒くなりましたね」
艶やかな笑みを浮かべて、彼女はまだ明るい空を仰ぎ見た。
巴は小さく頷きながら同じように顔を上げる。
刻々と近づく真冬の、きん、と張り詰めた大気層が。
より雲を白く、空を青く、見せつける。
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