寄す処/3

「・・・京へ戻られたばかりでお疲れでしょう」
巴は家屋へと彼女を招き、熱い茶を淹れた。
狭いながら、きちんと整頓された家の真ん中で。
腰を下ろし、ふたりの女性は茶を啜る。
「京はますます緊迫していて、おもしろいわねえ」
巴は彼女のその言に目を瞠り、やがてその小さな唇からくすりと笑いを零した。
「おもしろい、とは幾松さんらしいですね」
彼女―――幾松は優雅に袂で口元を覆い、ころころと喉を鳴らす。
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