天衣/14
逡巡する彼女の眼前で、剣心が手放した、紫の布が舞う。
軽やかだけれど、重力に逆らうことはなく。
ゆっくりと、畳の上に舞い降りる。
「俺は・・・もしかして君を駄目にするのかもしれない。 俺はたくさん汚(けが)れてるから、そのうち君にそれが伝染(うつ)ってしまうのが怖い。君はとても・・・綺麗だから」
■次へ
■剣心・巴その4へ戻る
Worksへ