天衣/7

巴は俯いたまま、きつく目蓋を閉じた。
ぱらりと肩から胸元へ、豊かな黒髪が流れる。
その気配に感づいて、剣心はゆるゆると立ち上がり、彼女の傍に歩を進めた。
「立ち入った質問なのは解ってるが・・・」
彼はそのまま彼女を通り過ぎ、部屋の隅に畳まれている紫の肩掛けを手に取った。
さらさらと布が擦れる音がして。
ふわりと巴の肩に、それが拡がった。
反射的に巴は顔を上げ、剣心を見る。
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