甘露/17

不思議そうに首を傾げて剣心は「どうかしたか?」と訊いてみたが、 巴は真っ赤なまま、「何でもないんです」と首を振り。
体温が上昇した彼女の身体から、甘い体臭を嗅いだような気がして。
剣心はやっとたぎる自分の欲に気付く。
「あ、あれ?俺、無意識に・・・・・・」
握った手を離し、口元を覆って、剣心は顔を背けた。
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