甘露/16

さらりとした、膚(はだ)の感触が気持ち良かった。
剣心は指先を広げたかと思うと、あっという間に彼女の指をその手の平に包み込んだ。
「・・・あめ細工、買おうか?」
「どうしたんですか?急に」
「そんな気分、なんだ。とても綺麗で、甘いのが・・・欲しい」

自分に向けられた彼の瞳の色を見て。
ぼっ、と音がしたかと思うくらいに、巴が顔を真っ赤にした。
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