refrain/15
「どうして俺が、君を見つけられたか、解るか?」
彼女の肩を包む腕(かいな)にぎゅっと力を込めて。
「どうして俺が、小萩屋へ・・・火の手が上がる方向へ走ってきたか、解るか?」
巴は答える代わりに、剣心の着物を強く強く握り締めた。
そして小さく、小さく、囁くように、祈るように。
「・・・帰って、きてくれたんですね」
「うん・・・帰りたかったから」
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