refrain/16

柱が裂ける音も、家屋が崩れる音も、荒れ狂う炎の轟音も。
・・・まるで別の次元の出来事のように、遠く遠く。
それはほんの、数瞬であったけれど。

「―――行くぞ!」
巴の手をしっかり握って、剣心は走り出した。
やっと持ち出せた肩掛けにくるまれた日記帳に目を落とし、 それを抱き締めて、巴は剣心の背中だけを追う。
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