refrain/14
汚れた手の平で、両目蓋を覆って、ふう、と熱い息を吐く。
「巴、さん・・・」
「はい?」
「ごめん、ちょっとだけ・・・」
意味が解らなくて、巴が訊き返そうとした瞬間、ふわりと視界が暗くなった。
どくどくと響く鼓動の音で、剣心の胸に抱かれてるのだと、理解した。
顔を顰めてしまうかと思うくらい、強く抱き締められて。
今度は巴の方が耳朶まで赤く染めた。
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