夏祭り/19

赤い、髪。
こんな華奢な容姿で、それでいて他人(ひと)のために熱くて。
異端の色をしているけれど、とても似合ってる色。

「綺麗」

剣心は目を丸くして、それから大きく瞬きをして、 意味が解らないと告げた。
それでもそれが誉め言葉であることは推測がついたのか 顔をやや赤くして、照れ隠しのように娘に声を掛けてみたりしている。

「おとうさんとおかあさんって『阿吽』だねー」
娘は知ったかぶりな澄まし顔で喋る。
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