夏祭り/12
「・・・う」
自分以外の人がそれを口に運ぶのを見ているだけで 頭痛がしてきそうだ。
冷やされて、味覚が麻痺した舌で、さも美味しそうに 元はただの水を飲み込んでゆく。
「どうぞ、あなた」
ちらと横目で隣を見遣ると、巴が匙に大盛りにその氷の山を盛って 待ちかまえていた。
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