夏祭り/6

「あ、氷!!」
姉は再び弟をからかおうとしたが、視線の先に「氷」の文字をぶら下げた 屋台を見つけた。
「買ってきたげる。
 あんた、好きでしょ?」
姉は弟の袖を引っ張って彼が肯定するまで離さなかった。
「うん・・・」
さっきまで苛められていても所詮姉が一番の遊び相手であることに変わりはないので、 弟はたちまち機嫌を良くした。
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