陽に晒された思考の行方/19
「あ」
剣心は急に立ち止まり、そして巴に庇の影で少し待つように告げ、 足早に雑踏に消えていった。
やがて戻って来た彼の手には小さな折り鶴が握られている。
「これ・・・?」
両の掌から少しはみ出るくらいの、赤と黄色の鮮やかな鶴。
「あ・・・!」
間近で見て巴はやっとそれが二羽の連鶴だと知る。
色違いの鶴達は右と左の翼が繋がっていた。
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