陽に晒された思考の行方/12

細い眉を眉間に寄せながら、剣心がぼやく。
「そうなんですか?」
純粋な疑問符と共に訊き返す巴に、剣心は笑いながら答えた。

「俺は、何も知らないから」

農家の幼子がぽんと放り出された世界は、最初に血と刀で始まった。
無論巴はまだその事を知る由はなかったが、 それでも彼がどうして何も知らないまま此処に居るのかは、 単純な事ではないと悟っている。
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