陽に晒された思考の行方/13
「・・・・・・」
言うべき言葉が見つからず、巴は黙って目を伏せた。
ざわざわと人々が通りすがる。
物売りの声とはしゃぐ子供の声と姦しい女達のおしゃべりと。
そんな喧騒が何故だか時折途切れては、通りを吹く風の音だけになる。
駈け抜ける風の音に釣られるように、顔を上げて晴れた空を 見上げると、白銀の陽光の放つ熱が瞳を突き抜けるような気がした。
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