陽に晒された思考の行方/6
京の街の賑やかな界隈を抜けて。
剣心と巴は前後しながら歩いていた。
彼の歩く速度は速くない。女の自分に合わせてくれているのだと すぐに解る。
そして、それが自分の為であることが彼女の心を浮き立たせる。
斬らない、と言った。
わたしだけは「斬らない」、と。
その誓いの言葉は巴を揺さぶるに余りある、言葉だった。
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