陽に晒された思考の行方/2

少し、驚いて。
ああ、不器用だなと微かに瞳を細めて、巴は彼の次の言葉を待った。
ぽり、っと頭を掻きながら俯いて「あー」と低い声を落とすと、 今度は剣心は目線を合わせた。

「一緒に、出掛けないか。 女連れの方が目立たないし―――それに」
「それに?」
「気分転換しろって、飯塚さんが」

面映ゆそうに、それでいてぶっきらぼうに言い終わる。
■次へ
■剣心・巴その3へ戻る

Worksへ