散り菊/5
「散ってゆく菊の花みたいだろう?
その手花火が好きな奴は多くてね。どうしてだと思う?」
「・・・綺麗だからだろう」
口籠もった巴に変わって剣心が素っ気なく答える。
女将はふふん、と鼻を鳴らして目を閉じた。
「“命”に見立ててるからだよ」
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