赤蜻蛉/27
剣心はぽりぽりと頭を掻いて、不意に巴の手を取った。
動揺した巴の白い頬に髪がぱらりと落ちた。
「だから、俺もことも苦手?」
「・・・え?」
「君がこんな田舎にまで俺に付いてきてくれたのは、俺が君を必要としたから で・・・だけど君には憐憫の情しかなくて。 それで、俺に残酷な事をしていると思ってるのか?」
そのままぐいと腕を引いて、巴の身体ごと抱きしめる。
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