赤蜻蛉/26
「・・・私も苦手なんです」
「・・・・・・」
「小さい頃はたくさんの蜻蛉を見て、なんだかはしゃいでしまって。 幾つも幾つも捕まえてはあんな頼りなくて薄い羽を無造作に摘んでしまっ て・・・飛べなくなってしまった蜻蛉をそのままにして。 子供のやることだから、と思うでしょうけど今になって自分が残酷だった事 が気持ち悪いんです。 ・・・だから・・・今は苦手・・・」
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