赤蜻蛉/24
背後に気配を感じて、振り返ると そこに巴が立っていた。
剣心と同じように蜻蛉を見つめている。
彼が自分に気付いたことを知ると微かに 笑みを浮かべたようだった。
「綺麗だと思いますか?」
隣りに立って、巴は小さな声でそう訊いた。
夕陽に照らされて、ほんのり色づいている彼女の顔の方が 綺麗だと思いながら剣心は再び蜻蛉の方へ目を遣った。
■次へ
■剣心・巴その1へ戻る
Worksへ