赤蜻蛉/14

「・・・あ、ああ・・・」

さっきまで錆びた血の臭いがしていた。
こんなに強い草の香りの中で。

「かあちゃんがね、あのふたりはきっといろいろあったんだって 言ってた。  あたしがちょろちょろ纏わり付くのは考えものだって」

膝を抱えて、おしのは独白するように喋る。
何も言えずに剣心は彼女を見ていた。
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