赤蜻蛉/7

もやもやしたものを振り払うように軽く巴は首を動かして立ち上がろうとした。
そしてなにかに躓いたようにふいに体勢を崩した。

「巴っ」

瞬時に剣心が支えたおかげで事なきを得たが その時触れあったお互いの指先に二人ともはっとする。

「すいません・・・」

巴が顔を赤くしながら引っ込めようとした右手を 剣心は離さない。
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