杜鵑草/2-3

「と・・・」
剣心が巴に声を掛けようとした瞬間、飯塚は例のにやにやした笑いを 浮かべながら右手を挙げた。
「よぉ、巴ちゃん。
 相変わらずべっぴんだなー」
「・・・」
巴は無表情なまま、軽く会釈した。
剣心が困ったように横目で飯塚を見遣る。
しかしすぐに巴へ視線を移すと優しく笑った。
「すまない、待ったか?」
「いいえ」
「目的の物は買えた?」
「はい」
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