孵化/12
「・・・縁、あなたはもうわたしの年齢(とし)を越えた。 わたしが、あなたを赦せば全てが赦されるの?いいえ。いいえ。 ―――あなたはもう、自分で考えなさい」
がくがくと膝が震えた。
自分の頬に当てられた、彼女の指が氷のようだ。
「何云ってるの? わかんない、わかんないよ。 姉ちゃん、姉ちゃん、ねえ・・・さん!!」
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