雨の帷/3
「い、いえ・・・」
小さく首を横に振りながら、巴は染まった頬を見られたくなくて、くるりと背を向けた。
剣心はそれ以上深入りせずに、先程彼女がしていたように、ふう、と溜め息を吐きながら 格子の外を見遣る。
「・・・昨日も降ってたな」
「はい・・・」
背を向けて繕い物をしながら、巴は努めて普段通りの声で答えた。
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