月下獨酌/9
「・・・俺、酔ってるんですよ。人を斬ることに」
それから知ってますか?と緋村はまるで他人の話をするように続けてゆく。
「暗殺稼業からこっちに移るとき、俺は剣に心底嫌気が差してました。 だから殺人剣が必要な時代は、早く終わらせた方がいい、と。 その為だけにあと少し刀を振るおう、と・・・・・・」
緋村の顔は赤空の方を向いているのにその視線はまるで遠い。
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