月下獨酌/8
「最近、汗かきながら寝てることが多いんじゃないか?」
興味がなさそうに、ぽつりと訊いてくる。
「ますます磨きがかかってるようだな―――人斬りの腕が」
緋村は二,三度瞬きして、それからくっと肩で笑った。
目に掛かるほどの赤い前髪を掻き上げて 膝の上に顎を乗せたまま、横の赤空の顔を見遣る。
そういう仕草はまるきり少年で、彼らの話の中身の凄まじさが 他愛のないものに思えそうだった。
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